MVNOとは何?明確なメリット・デメリットを分かりやすく解説

格安スマホの浸透と同時にMVNOという言葉も目にする機会も多くなりました。MVNOは「Mobile Virtual Network Operator/仮想移動体通信事業者」を略した言葉です。一方、au、Softbank、docomoなどの大手キャリアをMNO(Mobile Network Operator)と呼びます。

MVNOは、MNOの通信回線の一部を借りて格安通信サービスを提供する事業者の総称です。大手のMNOと比べてスマホやタブレットを格安運用できるサービスとして、近年では格安スマホと合わせて数多くの人が利用しています。

当記事ではMVNOの概要から、MVNOを利用することで得られるメリット・デメリットを解説します。

MVNOが格安で利用できる仕組みと理由

MVNOはMNOのように自社で通信回線網を持っていません。

そのため大手の通信回線を借りて通信サービスを提供しています。

この結果、MVNOは通信基地局設置・運用に伴う人件費・設備費・管理費などが不要となり、安価で通信サービスを提供できるのです。

シンプルな料金プランとオンライン完結

ユーザーに提供するサービスプランを「データ通信のみ」や「音声電話通話あり」など、シンプルかつ必要最低限のものだけにすることで、さらにコストが抑えられています。

さらにほとんどのMVNOはMNOのような店舗を構えていません。オンラインで契約からサービスの提供まで完結できます。店舗運営に伴う人件費・テナント代も不要。これが、MNVOがMNOよりも格安で利用できる仕組みと理由です。

MVNOのメリット・デメリット

近年ではMNOにも劣らない通信プランを展開するMNVOも増えています。20GB以上の大容量プランや通話し放題など、ユーザーの目的に合わせてオプションを組み合わせることが可能です。

一方、全国に店舗を持つMNOと比較してサポートが弱い、キャリアメールが使えない、回線が混み合う時間帯は通信速度が遅くなるといったデメリットもあります。MVNOのメリットとデメリットを正しく把握し、目的に合わせた運用が重要です。

MVNOのメリット

MVNOを利用することで得られる主なメリットは下記の通り。

  • 大手キャリア(MNO)よりも利用料金が安い

MVNOが安く利用できる理由と仕組みでもお伝えした通り、MVNOは店舗や基地局の維持管理コストがほとんどかかりません。

そのためほとんどのMVNOの料金プランは、MNOと比べて安く設定されています。音声通話の有無や通信容量によっても料金は異なりますが、データ通信のみであればMNOの6~7割程度の金額で運用が可能です。

  • 現在の電話番号を変更することなく継続して使える

スマホの利用料金は安くしたいが、仕事やプライベートでも使用している電話番号は変更したくないという人も少なくないでしょう。その点、ほとんどのケースで電話番号の引き継ぎ(MNP)が利用できるため、MVNOへは電話番号を変更することなく乗り換えることができます。

  • データ通信のみなど用途に合わせた契約ができる

MNOの場合、音声通話付きでの契約が前提です。電話はほとんど利用しないという人には、納得できない部分もあるでしょう。ほとんどのMNVOならデータ通信のみ・音声通話付きと用途に応じてプランを選ぶことができます。

データ通信プランは音声通話付きと比べて安く利用できるため、電話はほぼしないという人はデータ通信プランを選ぶといいでしょう。

MVNOのデメリット

一方、MVNOには下記のようなデメリットもあります。

  • 回線が混雑する時間帯は通信速度が遅くなる

自社で通信回線網を持つMNOと比べて、回線を借りているMVNOは時間帯によって通信速度が大きく落ち込みやすくなります。とくに12時~13時、18時~19時など、アクセス数が増える時間帯は注意が必要です。

  • キャリアメールが使えない

MNOの利用者には「au.com」や「i.softbank.jp」など専用のキャリアメールが付与され、主要のメールアドレスとして利用している人は多いと思います。MVNOにもキャリアメールは存在しますが、原則としてMNOのキャリアメールアドレスを引き継ぐことはできません。

  • 店舗窓口でのサポートが受けられない可能性が高い

ほとんどのMVNOは店舗を持たないため、窓口サポートが受けられないケースが多いです。基本はオンラインでのメールやチャット・電話で相談するしかありません。

まとめ

MVNOはMNOと比べ、より柔軟にかつ格安でスマホを運用できる便利なサービスです。デュアルSIM対応のスマホで仕事用・プライベート用と2種類の格安SIMを使う人も少なくありません。通信速度やサポートの不安に関しては、MVNOの選び方で解消できる可能性もあるため、契約前には十分に各種MVNOを比較検討するようにしましょう。

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